お灸治療は艾(もぐさ)を使って行います。
艾はよもぎが原料でよもぎを乾燥させ様々な時間と工程を経て艾となります。
艾も用途に応じて熱さが異なります。
⚪透熱灸
艾を半米粒大の円錐形に作り(艾をひねる)、直接皮膚上置いてお灸します。
このお灸では艾が燃え尽きる前に指で消すので思いの外熱くありません。
艾のひねり加減、消すタイミングによって熱さの調節をしていきます。
温灸や箱灸と違い、ツボにピンポイントで刺激するので効果的です。
このお灸は顔にもすることができ、その際には道具を使い熱さを更に押さえて治療を行います。
⚪温灸
当堂ではせんねん灸・奇跡を使用しています。
じんわり温かく気持ちいい治療です。
透熱灸よりもやや広範囲に熱が伝わる効果があります。
箱灸のできにくいツボや鍼と併用し治療増進させたりします。
⚪箱灸
お腹や背中に金網を張った特注の桐箱に専用の艾(もぐさ)をのせて、じんわりと温めます。
温灸に比べ広範囲にふく射熱が当たるため、
ゆっくりと体の芯まで温まり気持ちいい治療です。